いぬまさ裏日誌 - コラムカテゴリのエントリ
最近は色んな場所で情報が簡単に入手できるためか、聞きかじりの情報(もしくは正しく理解していない鵜呑み情報)を真に受けているケースが増えてます。ペットショップで購入したワンコの多くは食糞するとか、精神的に病んでいるとか、それはケースバイケースでしょう。生体販売に関してペットショップの在り方、やり方にはとても賛同できませんけどね。
ワンコのしつけなどに関しても、同様です。少なくと10年前よりは飼い主さんの知識がかなり豊富になってきていると実感していますが、それゆえに誤った情報がまかり通ったりしているのかもしれません。
よくリーダー論を引き合いにする人はその典型です。強要、つまり力でねじ伏せる考え方が根底にあり、それを知ってか知らずかしつけの基本だと思っているケースをここでは指してます。30年くらい前の「犬の飼い方」なんて本を参考にしているようなもので、現代のしつけ方法から見ればナンセンスでしょう。
例えば犬を左側に配置させて歩かせる行為。リーダーウォークと呼ばれしつけの基本と言われています。確かにそれは一理あります。ただ、なぜ左側なのか?
これは軍用犬を連れた兵隊さんが右に銃を構えるのが基本であることから、必然的にそうなっただけ。国別に右側左側それぞれの交通ルールがあるのに、なんでだろうと思ったらルーツは軍用犬訓練にあったわけで、それならば理想は飼い主の意思で、両側ともリードを引っ張ることなく愛犬と歩けるようになるべきですよね。
正しいと思われる情報は、調べて行くうちにちゃんとした出所が判明しますし、そうでない場合は噂に過ぎなかったり、つまりは間違っていることが往々にあります。
ワンコの医療事例などはその典型で、少ない統計に基づいた判断が多かったりします。ちゃんと解明されていないことだらけ。治療といっても、ただ対処療法的に痛みや悪い部分を抑えるだけの薬の投与しかなく、完治できないケースも多いですから。
繰り返しますが、しつけだと日本では警察犬訓練の歴史が古く(ルーツは軍用犬訓練)それがスタンダードになってしまい、いまだ深く根付いてます。その派生からしつけ方法に至るわけですけど、ベースは訓練であって災害や事件の現場(元々は戦場)できっちり仕事をさせるための方法論。犬の個性を無視し強制するようなやり方なので、個人的には愛玩犬に使う方法論としては否定しています。
そういう訓練を受けたワンコ達の、どこか精気のないおとなしさは、可哀想に思うほどです。誤解のないよう付け加えると、立派に警察犬として活躍しているワンコは、そんな問題じゃありません。そういう施設で訓練を受けたけど警察犬になれず施設に残された犬達に、こういう事例があるということです。
ワンコが社会で適合するためには、その環境に応じたしつけが必須です。誰彼無く吠えかかったり、まして攻撃してしまうようでは論外。他人や他犬に迷惑をかけないのは、人間がそうであるのと同じ理屈で、適合できないワンコは外に出すべきじゃありません。でもそこで強制するのではなく、矯正するのがしつけの意味だと思います。
必要最低限のしつけ矯正が徹底され、できればノーリードで散歩できるような状況が好ましいですが、それを可能にできるのは人も犬も行政もすべてのしつけ管理が十二分に行き届いてから、だと思います。つまりまだまだ先の話でしかありません。
そのためには素人判断や聞きかじり情報に惑わされないよう、それなりに勉強し、頼れる専門家に相談することが大事だと考えています。
こんなモノがネットで紹介されていました。アメリカの獣医師さんが開発したワンコの爪に被せるゴムのリングで、これを装着することで滑りやすい床でも安心して歩かせることができる、というモノです。
ウチの小町のようにマルチーズ系は肉球の間の体毛が伸びてしまい、滑りやすくなります。なので肉球が大事なのかと思っていましたが、これによるとワンコの足先の構造は、もともと爪が地面を掘るようにしっかり掴むことで、滑らせることなく足を運ぶことができるようです。なので爪にラバーを被せることで床をグリップさせ、滑らせないという仕組みのようですね。
心配なのは、ウチの小町だとこれを自分で外して食べちゃいそうなことと、装着そのものを嫌がりそうな点でしょう。また定期的な足裏カットは従来通り、併用するのが前提だと思います。
サイズはXSからXXLまで6サイズ、赤青緑など色はサイズにより異なるようです。価格はどれでも$29。効果があるなら試してみたいですね。
ただ、ワンちゃんによっては慣れるのに時間がかかるワンちゃんもいるので、始めは短時間のお世話を何度かさせていただいて、様子をみて伺う時間をのばしていきます。物言わぬワンちゃんだからこそ、ボディランゲージをしっかりと見極めてお世話させてもらうように心がけています。
写真右は、ポッキーちゃんの妹分のビスコちゃん。
ポッキーちゃんのお世話の最中に居眠りzzzを始めていました。
フェイスブックなんかで、迷子や里親募集の情報がよく目に付きます。無理からぬ事情があるとはいえ、いまだ飼い主が飼育放棄をするケースは無くならないんですね。
ボランティアで保護犬の面倒を見て、新しい飼い主を探すのに懸命な活動をされている方々には、本当に頭が下がる思いで一杯です。ウチのトレーナーが友達の所属する保護団体のヘルプをしたり、譲渡会などの現場を何度も見て来たので、心底そう思います。
でも、個人では限界があります。いかに愛犬家であろうと、経済的な余裕、住環境の余裕、そういった現実的な面から考えて、保護犬をすべて救出することは出来ません。
じゃ、どうすべきなのか。ここからが、重要となります。
犬真としては、飼い主のモラルや意識を向上させることで、こういった不幸なケースを未然に防ぎたいと考えています。しつけもその一環、そしてケアに関しても同様です。飼い主がしっかり愛情と責任を持って終生飼育をする、そしてそれを徹底することが肝心だと思いますので。
そして前提として犬真ではしつけやケアを、決してボランティアでは引き受けません。あくまで仕事として、対価をいただいて、その代わり責任を持って引き受けます。それは、理想論ではペットを取り巻く環境そのものを変えて行くことは出来ないからですし、仕事として成立しないと継続も出来ないと思うからです。
少しずつでしかないでしょうが、意識の高い飼い主さんが増えれば、こういう問題も徐々に減少すると、信じています。
「そんなノンビリやってちゃ、多くの保護犬は助からない」と、思われるでしょう。それは否定できません。でも、この地道なやり方から先々で保護犬そのものが減少したとすれば、方法論として確立します。そう信じて、これからも活動していくつもりです。
こんにちは、最近ドッグハーブが気になっている犬真店長のmasamiです。
犬真では、ハーブを使った温湿布をサービスとして行っています。温湿布で体を温めた後に運動やストレッチを安全に行うためです。人でいうならば、運動の前に「準備運動で体を温める」行為ですかね。
以前老犬クリニックでシニア犬のお世話をさせてもらったとき、数種類のハーブをブレンドして使用していましたが、はじめはハーブの効果という部分ではあまり実感がありませんでした。
私自身「香り」が苦手で、ハーブに対していい印象を持っていなかったからだと思います。私の知っているハーブは、量販されていてティーバックになっているハーブティ。そんなに美味しいのかと首をかしげていました(苦笑)。
ただハーブを使って、ワンちゃんに温湿布を行っていると、当然のことながら私もその香りを何度も嗅ぐことになります。その時はじめて「ハーブっていいかも...」と感じ始めました。
ハーブ温湿布では、関節などを温める効果とワンちゃんのリラックス効果が期待されていますが、お世話をするわたしまでリラックスできた気がするんですよねぇ。
そして「論より証拠」。ほとんどのワンちゃんたちはハーブ温湿布を行うとウトウトzzz、もしくは寝てしまうんですよ。もちろん、濡れたタオルや香りが苦手なワンちゃんもいるので、温湿布を行うかどうかは、最終的にはワンちゃんの様子をみて決めます。
つい先日、ドッグハーブのプロの方にお話を伺う機会があり、私が疑問に思っていたことを質問させてもらいました。どんなハーブがいいのか、いけないのかなど、丁寧に教えていただき「ハーブの勉強も...」などと考えてしまうほど、奥の深い分野です。
わたしが使うハーブは、どのワンちゃんにも使える「ジャーマンカモミール」で、人が飲むハーブティを使うので、ワンちゃんにも安心です。カモミールの効果は、温湿布の場合、リラックス効果と抗菌作用で被毛がサラッサラッ〜でしょうか。排泄の後に、オチリを拭いてあげるのもワンちゃんは気持ちいいかもです。
ニオイは、記憶と密接に結びついているといわれています。ワンちゃんたちにとって「カモミール」のニオイが気持ちの良い、心地の良い記憶として残ってくれることを願って温湿布を行っています。
ハーブ温湿布もシニア犬シッターの料金に含まれているので、お気軽にご利用くださいませ。
この前、トレーナーが見つけたこんなCNN発の記事。愛犬家にはとても気になる内容です。赤い部分は抜粋したモノです。
米食品医薬品局(FDA)は22日、ペット用おやつのジャーキーを食べた犬や猫が具合が悪くなったり死んだりするケースが続出しているとして、獣医師や飼い主に注意を呼びかけた。
FDAによると、2007年以来、犬3600匹以上と猫10匹について、ジャーキーを食べさせた後に具合が悪くなったという報告が寄せられた。このうち580匹以上が死んだという。注意を要するのは特定ブランドに限らず、「数多くのブランドのおやつ用ジャーキーで症例が報告されている」とFDAは説明。「唯一共通しているのは、チキンまたはカモ肉のジャーキーを食べたという点で、大部分は中国から輸入されたものだった」としている。
記事そのものは→を参照ください。 http://www.cnn.co.jp/usa/35038885.html
中国産に問題があるのか、それとも欧米のフードメーカーに問題があるのか、いずれにしても原因が特定されていないので、心配になります。犬の健康を考えないようなフードメーカーは無くなってくれれば、それが一番なんですけどね。
ワンコの年齢を人間に換算する方法は、一般的に寿命(10~15歳)から計算した数値を単純計算したモノから、最近では小型犬と大型犬での年齢の重ね方が違うという論や、パピー期とシニア期で加齢のスピードが異なる論など、様々なことがいわれてます。
個人的にはどのみち推定にしか過ぎないし、そもそも人間の年齢に重ね合わさなくてはならないモノでもありませんから、あくまで参考にしかしていません。
最近、イギリスのBBCニュースで紹介されたモノによると、犬種によっても加齢のスピードが異なると発表されたそうです。これが正解だとは思いませんけど、参考にはなるのでしょう。
10歳のチワワを例にとると、2歳までの小型犬の計算式+3歳以降のチワワの計算式に当てはまるので、{2年×12.5歳+8年×4.87歳=63.96歳}と、いうことになるそうです。
★犬種別 年齢換算法★
●0〜2歳まで
小型犬:1年×12.5歳
中型犬:1年×10.5歳
大型犬:1年×9歳
●3歳以降
(小型犬)
ミニチュアダックスフンド:1年×4.32歳
ボーダーテリア:1年×4.47歳
ラサ・アプソ:1年×4.49歳
シーズー:1年×4.78歳
ウィペット・ミディアム:1年×5.30歳
チワワ:1年×4.87歳
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア:1年×4.96歳
ビーグル:1年×5.20歳
ミニチュア・シュナウザー:1年×5.46歳
コッカー・スパニエル:1年×5.55歳
キャバリア・キングチャールズ・スパニエル:1年×5.77歳
パグ:1年×5.95歳
フレンチブルドッグ:1年×7.65歳
(中型犬)
スパニエル:1年×5.46歳
ラブラドール・レトリバー:1年×5.74歳
ゴールデンレトリーバー:1年×5.74歳
スタッフォードシャー・ブル・テリア:1年×5.33歳
ブルドッグ:1年×13.42歳
(大型犬)
ジャーマン・シェパード・ドッグ:1年×7.84歳
ボクサー:1年×8.90歳
こんにちは、犬真店長のmasamiです。
昨日は、ポッキーちゃんがテレビに出演し、ビスコちゃんもとってもお利口さんに、One by Oneの寺井さんの近くで映っていました〜(笑)。
番組では、あまり紹介されていませんでしたが、仕事の内容は、食事の補助をしたり、マッサージやストレッチをしたり、ワンちゃんの話し相手になったり(笑)と様々です。中でも一番は、日々の生活を送る中で、ワンちゃんと飼い主さんが快適に過ごせる環境を提案することでしょうか。
ワンちゃんの平均寿命も延び、老化の症状もみられるようになる(人間と同じですね)ので、ワンちゃんが年を重ねると今まで過ごしていた家の中でも、ケガをしてしまうことも…。少しの段差やサークルの柵など、今まで平気だったところが危険な個所になるとは、ワンちゃんがケガをして初めて気付く飼い主さんも多いのが現実です。ですが、事前に危険予測が立てられれば、ケガをする前に対処することができ、愛犬を危険から守ることができます。
また、年を取ると足腰が弱くなるので、足腰を強化する運動なども提案しています。家の中や、お散歩に出たときに気軽にできる運動なので、おすすめですよ。
こんにちは、犬真店長のmasamiです。
先日、シニア犬ちゃんのシッターにうかがい、シニア犬ならではの「ゆるやかな時間」を楽しませてもらいました。
お邪魔したお宅では、16歳(もうすぐお誕生日で17歳です!)のポッキーちゃんと6歳のビスコちゃん(写真はビスコちゃん)がいます。ポッキーちゃんは、ここ最近メディアデビュー中の売出し中のモデル犬さんです。
先日はNHKラジオで、そして今週10/10(木)は16:52〜テレビ東京 「ニュースアンサー(Nアンサー)」 に出演しちゃうんです!
ドッグヘルパーOne by One(ワンバイワン)さんがお世話している様子を取材されたそうで、One by Oneさんは、私のシニア犬シッターの先輩です。「シニア犬のお世話を楽しく」をモットーにされている、とっても素敵な方ですよ。お時間のある方は、オンタイムで、時間の無い方は録画で見てくださいね〜。
シニア犬のお世話には、足腰の弱くなってきたワンちゃん、眼が悪くなってきたワンちゃんなども参考になるお世話の方法や運動などがあるので、多くの人に知ってほしいお仕事です。
そして、もうひとつお知らせがあります。
そのOne by Oneさんも参加する「犬豆日和」が10月12日(土) 10:30〜17:30
会 場:Cafe&Gallery 「Roomer」(2F)世田谷区祖師谷1-34-5 にて開催されます。
詳しくは、こちらを。http://ameblo.jp/we-inumame/
縁あって犬豆メンバーさんとも面識があるのですが、みなさん「ちょー犬好き!」(笑)の素敵な方ばかりなので、気軽にお立ち寄りいただきたいと思います。
というよりは、都合のつく方はぜひ。
こんにちは、犬真店長のmasamiです。
先日、産経新聞の、
「病気、孤独死…愛犬はどうなる? ペット飼育継続への支え少なく」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20130923518.html
という記事を見つけました。
里親が見つかるかどうかは、飼われていた犬の性格やしつけがどれくらいできているかなどにより、だいぶ違うようです。室内排泄ができるか、ハウスに入ることができるのかなどにより、早く新しい里親さんが見つかる傾向があるように思えます。
災害時でも、動物一時預かり所などで保護されていた犬では、人に慣れているワンちゃんの方が、ボランティアの人たちにたくさんお散歩に連れ出してもらえるなど、ケージの外に出る機会が多かったといった状況もあったようです。
また、ハウストレーニングができているワンちゃんと、できていないワンちゃんのストレスの差も大きいと思われます。有事の際には、有無を言わさずペットはハウス、ケージに入れられることになりますが、慣れていないワンちゃんは興奮して体をぶつけたり、ハウスから出ようと扉を噛んだりと犬自身がケガをすることにもつながります。
うちの先代ワンコが、そうでした。ハウスに入れて飼うことをしていなかったので、避妊手術で動物病院にお世話になったとき、入れられたケージから出ようと、鼻を隙間に突っ込んで、鼻先をすりむいてしまいました(苦笑)
愛犬にとって何を教えてあげたらいいのか、食欲の秋、おいしいものを食べながら、少し考えていただければと思います。
トレーナーが見つけたこんな事件。利益を優先するがための不正輸入という形を取ったのだとか。
その仕組みはコレ。愛犬を海外に連れて行くという名目で、マイクロチップを不法に利用し検疫の手続きを行います。その証明を悪用して、マイクロチップだけを持って渡航し、アメリカから検疫手続きをしていない犬にマイクロチップを自分で処置し、愛犬の代わりに連れて来たとのこと。輸入時の手間を省き、利益を出すための行為だということです。
ただ検疫した犬が本当に出国したかどうかの検査を、特にしていない国内の検疫所のシステムもどうかと思いますね。ずさんな管理方法が、こういった抜け穴を容易にしているのもまた事実でしょうから。
正直、生体販売に関して法整備がもっと進んで欲しい、と思います。生体販売そのものが悪いということではなく、もっと高いモラルやルールにのっとった業者のみが、健康な子犬を販売できるという仕組みの構築が待たれます。
利益優先がまかり通ると、ネガティブな問題しか生まないように思いますし。あくどい業者は一斉に淘汰されればいいんですけどね。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130914-567-OYT1T00590.html
消臭剤は色々な種類が販売されていますが、最近はペット独特の臭い対策として開発された商品も登場しつつあります。最近、あのいぬのきもちが製薬メーカーとコラボし、新たな製品が発表されてTVのコマーシャルも放送されていますね。
個人的には犬の臭い対策として、こういうアイテムをうまく利用できればいいかな、と思います。今、小町を飼っていて臭いの問題を感じるのはトイレ近辺と排泄物を入れてある蓋付きのゴミ箱ですね。トイレはそれほど気になりませんが、ゴミ箱はこの時期かなり臭いです。蓋があるので臭いが充満することはありませんが、開閉時にかなりかぐわしいですね(笑)
普段部屋飼いをしているケースが多い昨今、臭いは気にならないと言えば嘘になるでしょう。よく多頭飼いしているお宅に遊びに行くと、かなり臭うケースがあったりします。多頭じゃなくても手入れのしかたなどで臭いはキツくなりますから、自分たちで何とかするしかありませんね。
夏前に亡くなったタクちゃんが、腫瘍もあってかなり独特な臭いが充満し、空気清浄機やら色んなアイテムを駆使して対策しました。そういう中で。こういった消臭剤が役立つなら、嬉しいというのがワンコを飼っている人の本音でしょう。
この製品はワンコが嫌がらないような香りだったり、誤飲対策もされているとか。専門誌とのコラボだけのことはありますね。
昨日は小町を連れてブドウ狩りに出かけました。幸い天候が時間的に何とか持ってくれたので、ブドウ園のなかで美味しそうな巨峰をたくさん食べて来ました。でも、小町はその間クレートの中で待機させてます。
というのも、最近まであまり知られていなかったようですが、ブドウはワンコの身体に良くない食品です。摂取させることは控えるべき、というのが最近の常識だからです。拾い食いなどで余計な心配を起こさせないために、クレート待機させたという事です。
詳細はまだ解明されていないそうですが、どうも肝臓に悪影響のようです。危険度はタマネギなどに比べると低いともいわれていますが、とにかくわざわざ食べさせる必要はありません。
ワンコによっては食べた直後〜2時間後くらいに嘔吐し、酷い下痢が続くこともあるとか。ただこれは個体差も大きいようです。
お世話になった萩浜園さんに聞いた所、飼っているワンコはブドウ好きで、美味しそうに食べているとか。ここ数年、この話題を知ってからはさずがに与えないそうですが、それまで普通に食べていて特に問題もなかったそうです。
因果関係ははっきりしませんが、それでも余計な心配事を増やすこともないでしょうから、ひとまずブドウは避けるのを基本と考えたいですね。美味しいブドウは飼い主さんだけで楽しみましょう。
こんにちは、犬真店長のmasamiです。
先日、相方さんが続けてフードのお話を書いていましたが、その補足で私からも。
海外の製品の多くは、嗜好性を高めるため脂分が多く、手でしばらく握ってみると油でジットリしてきます。脂分が多いと空気に触れることで酸化も進みます。酸化の進んだフードは活性酸素を体内に取り入れてしまうことになり、体にサビを取り入れるのと同じような結果に…。また脂分が多い食事は、涙やけの原因になるともいわれていたり、ワンちゃんが食べなくなることも多そうです。人も油を多く摂ると胸焼けしますし、それと同じですね。
一般的に活性酸素は、老化や生活習慣病、ガンの原因ともいわれています。
人では、食事に気を付け、体内の活性酸素を減らすために、抗酸化作用のある食べ物を取り入れて体を健康にするという話がありますが、犬も同じではないでしょうか。毎日口にするものだからこそ、慎重に選んであげてほしいと思います。
そしてドッグフードを選ぶ場合に一番気を付けることは、フードの原材料です。
副産物粉、添加物(防腐剤、保存料等)、着色料を使っている場合は注意が必要です。
副産物粉は、ネットで調べると詳しく載っていますが、「人が食べる部分を除いた、内臓、頭、足、羽(鳥の場合)、骨など」になるようです。またネットによると、副産物粉には病気や事故などで死んだ家畜の肉を使う場合もあるとか…。そして長時間の保管にもたえるように、大量の防腐剤を使う…。
使われている防腐剤を調べてみると、発がん性を疑われているものも多く、BHA、BHTなどが使われているものはさけた方が賢明かもしれません。
また、保存料のソルビン酸やソルビン酸カリウムも体には悪いそうなので、フード(オヤツも)を購入する場合の参考にしてみてください。
それから賞味期限が長いもの、表記が無いのも心配ですね。特にドライフードは持ちがいいわけですけど、だからといって長期間腐らないのはどうかと。強い防腐剤や保存料なしには考えられません...。
小町に与えているフードは賞味期限が半年と決められていて、賞味期限も製造年月日も明記されています。保存は冷暗所と指定しているし、200gの小分けパックになっているので使い切りやすいですよ。念のため封を切ったパックの中身は密閉容器に移し、冷蔵庫保管しています。
色々と書き出してみましたが、最近ではペット栄養管理士のいるペットフード店もあるので、ちょっと足をのばして、フードのことなど聞いてみるのもいいと思いますよ。