いぬまさ裏日誌 - コラムカテゴリのエントリ
11月後半から12月中旬過ぎまで、胃腸炎と診断されて注射や投薬による治療を続けていた小町。まだ4歳になる前の元気なワンコなのに、どうやら急激な冷え込みが影響したように思います。これといって他に思い当たる要因がありませんので。
SNSなどで交流のあるワンコ仲間にも、こういった体調不良(胃腸炎に限りません)のワンコが多いように思います。中でもシニアワンコには、やはりそういった事例が多かったようです。無理もないですよね、この冬は一気に寒くなりましたから。
季節の変わり目は、シニアはもちろん若いワンコでも体調を崩しやすいのは事実。急激な温度や気圧の変化に、身体が付いて行けず免疫力が低下するのがその要因です。
なので室温管理や湿度調整のため、何かと対策しないといけません。寒いなら服を着させる、寝床を暖かくしてあげる、加湿器を使うなど、人間同様に何かしら対応すべきです。
犬に服を着させるというのに抵抗を持つ人もいるでしょう。でも現代のワンコは、野生時代のタフさとは無縁。例え犬種的に寒さに強くても、個体差があるのは間違いありません。過保護とは意味が違うので、様子を見て飼い主さんが判断してあげてください。
小町も胃腸炎以降、服を着させたことは何回かあります。ただ今は体毛が伸びて来て寒さに強い状態ですので、そんなに頻繁にはしていません。その代わり、室温管理とかには神経を使ってますよ。エアコン、ストーブをうまく活用してます。
もう少し早く書くべきだったかもしれませんが、最近ではペット連れで初詣へ行く人を多く見かけるようになりました。犬好きには微笑ましい光景ですけど、そもそも寺社仏閣は犬はもちろん、動物全般が入れない場所は多いというのが原則なはず。
とはいえブームの影響もあって、今ではペットの祈祷をやってくれる神社もあるし、ペット用お守りを購入できるところもあったりして、今では許された範囲なら犬連れOKという寺社仏閣も多くなって来たようです。
HPなどで調べれば有名どころの寺社仏閣では、犬連れOKかどうかは事前に判ると思います。少なくとも飼い主さんは、それを確認してからにするのがマナーでしょうね。
それと愛犬を連れて行きたいという気持ちは分かりますけど、不特定の人が多く集まる初詣のようなイベントには、犬が好きじゃない人も大勢いることも忘れないようにしたいですね。周囲の人が好意的に見てくれるケースより、むしろ反感を買うケースが多いと考えるべきかも。
例え犬OKだったとしても、糞尿の処理はもちろんのこと、混雑の中で迷惑にならない移動手段(キャリーバッグ等々)を確保するなど、配慮は必要だと思います。犬が好きじゃない人に、文句を言われるようなことのない配慮こそ、飼い主の責任のひとつですから。
本日、トレーナーが出張トレーニングに出ていましたが、これをもって犬真業務は年内終了となります。いわゆる仕事納めですね。
今年一年、いろいろとありがとうございました。年末年始もブログは更新して行きますが、ひとまずノンビリとしたお休みを堪能予定です。
振り返ってみると新たなトレーニング、ケアなど依頼も少しは増えたし、いろいろイベントを仕掛けるなどかなり積極的なアプローチをした年だとも思います。また沢山の犬友も増えましたし、これまでになく充実したワンコライフになっていると、自分では勝手に感じてます。
この勢い(微力ですが...)を来年につなげよう、とトレーナーとは話し合っています。
愛犬を取り巻く環境は、おしなべて年々良くなりつつあると思います。ただ、問題も山積しているし、解決の糸口さえ見えてこない事例も多々あります。
そこで犬真が何か抜本的なことができるなどとは考えてもいませんが、少しでも愛犬との素晴らしい時間を飼い主さんが共有できるよう、微力ながらも個別に対応していくことで、進めて行きたいと思います。
ともあれ、新しい年へ向けて、より前向きにできる事に全力で取り組みたいですね。今年一年、いろいろとありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
クリスマスイブですら何も無かった犬真一家ですから、本日クリスマスも当然何もイベントはありません(笑)
正直今週一杯はドタバタと仕事の予定が入っていて、何かイベントと言われても余裕も無いのが実情。犬真の主業務はそれほど忙しくないんですけどね(泣)
来週、犬好きグループのメンバーさんと忘年会があるんで、そこで一息できるかな。で、大掃除やら年賀状の用意やらをしてると、あっという間に大晦日でしょう。この日はトレーナーの実家へ挨拶にいくのが定例行事。これだけは欠かさないかな。
で美味しい年越し蕎麦を調達して、夜遅めにゆっくりと味わい、新年の挨拶(といっても家族内ですが)をして、気分が乗れば初日の出でも見ようかな、という感じ。
今年は元旦にどこか公園へ初散歩へでも行こうと思います。小町お気に入りの葛西臨海公園あたりがいいかな。初詣の習慣はあまりないけど、散歩は欠かせませんしね。
最近、仕事にまで発展しないものの、よく相談されることが増えました。
もちろんしつけ等々のことが主体ですけど、中には食事や病気などに関しても相談されることが...。私で対応できる点は私レベルで、でなければトレーナーレベルで対応しているつもりです。
よくSNSを使って相談をされる方が居ますけど、届いたコメントを参考にするのは良いと思いますが、ただ病気系のことを素人相手に聞き回って、素人診断や素人治療を鵜呑みにするのは危険。
多くの場合、すぐ病院へ行くのが大事なケースがほとんど。どうしても近所に夜間救急などがないケースは仕方ないにしても、SNSの反応を待っている暇があるなら病院探しをした方がいいと、正直考えています。
私たちも病気に関しては急ぐなら夜間救急とかも充実してきたんで、まずそちらを紹介するようにしてます。食に関しても病気との連動が考えられる場合、病院へ相談するのが一番ですから。これまでの経験から疑わしきこと、ちょっとしたアドバイスは可能だと思いますが、獣医でも食のアドバイザーでもありませんので、あまり突っ込んだことはできません。
できるだけ希望に応えようとはしますけど、しつけや介護に連動しないことは、そうそうアドバイスやお悩み解決の役に立つ事はできないでしょう。状況も事細かく分からないことが多いので、無責任なことを言いたくありませんから。
何より、じっくり話を聞いて状況も確認させてもらう、という行為は犬真業務の第一歩であるカウンセリングそのものです。これはしつけでも介護でも同様。とにかく状況を良く把握し、何を希望しているのかを明確にすることで、どう対策して行くかを決める重要なことです。加えて、それを有料で行っていることの意味をご理解ください。
犬真では直接お宅へ伺い、問題となる状況を管理把握します。大抵の問題は自宅を起点に起きてますし、だからこそ問題になるわけです。無駄吠え、トイレの失敗、いたずら等々、いつも生活している場所で問題になるから、それを矯正する。
だから例えば散歩レッスンでも、まずは自宅付近のホームコースでの対応が大事になるわけです。そのために出張方式で仕事をしているのです。
なので、電話やメールでの対応には限界があるといえるでしょう。もちろんいきなり有料のカウンセリングを強要するつもりはありませんが、問題が深刻であるならあるほど、その段階へ早く移行して対策して行くのが一番だと考えています。
こんなニュースがありました。
最近よく耳にする「ふるさと納税」では、各自治体が独自に取り組む事業に寄付を募る新たな動きがあるそうです。インターネットのクラウドファンディングにならったやり方で、納税者からは税金の使い道を選べるとして共感を呼んで、短期に多額の寄付を集める例もあるとか。
これを使って、あなたの「税金」を犬の殺処分ゼロのために、という取り組みが行われたそうです。それが広島県神石高原町のケース。年末までに1億円が目標とのことで、既に約1カ月で約2800万円が集まったといいます。
連日問い合わせが続き、町の担当者は「予想以上の反響」と驚いているそうです。
何に使われるのか不透明な税金より、こういった明確な使い道が示されるのは良いことですよね。それが気の毒なワンコを救うために活用されるなら、喜んでという愛犬家も多いでしょう。
http://mainichi.jp/select/news/20141217k0000e040224000c.html
横浜市にある動物病院と、整形外科専門獣医師グループが、骨折して足が曲がってしまい歩行困難になっていたイタリアン・グレーハウンド(1歳♀)の変形矯正手術を、3Dプリンタを活用することで大幅な時間短縮をもって成功させた、というニュースをインターネットで見ました。
何でも3ヶ月の段階で前足を骨折し、成長期だったこともあってそのまま骨が変形していたとか。複数箇所の変形があったため、困難な手術だったらしいです。
どうやって3Dプリンターを活用したかといえば、CT画像を撮った後、それをCADを使うことで理想的な骨の形を再現し、部分的に切り取った骨と接合。感覚的には歯医者さんのインプラントと同じような方法とのことです。簡単な手術ではないけど、これまでの術式より時間が短く、より理想的な骨の形に矯正可能だとか。
いずれにせよ、人間の医療に比べどうしても遅れ気味の犬の医療が、しっかり進化しているという点が嬉しいニュースです。骨折だけでなく、股関節形成不全などにも応用されるのも期待できるでしょう。
もう1週間以上、小町の胃腸炎が治りません。薬は飲み続けてますし、ご飯を控えたり、昨日のように下痢をすれば絶食もさせますが、どうにもすっきりしないのが現状。
本人も「具合悪いです〜」というような素振りを見せないし、多少吐いたり吐きかけたり、軽度の下痢をしたりといった感じで、あまり病気っぽくは思えないのですが、ともあれまだ完治には至りません。
とりあえず体重を計って経過を見てますが、さすがに0.2kgくらいは軽くなってますし、触った感じもかなりお肉が薄くなってます。もっとも食事量が相当減っている現状に加え、嘔吐や下痢をしているんで、これはある意味当たり前でしょうね。
ほかに気になるのは、涙焼けが顕著だという点。あまり涙焼けをしない小町ですから、水分不足だったり老廃物がうまく排出できていなかったり、などという事が考えられます。いずれも病院へ行ってからの変化で、前兆としては特に何もつかめてはいません。
健康のバロメーターというのは、普段から見ていて変化として感じるもの。上記のように違いが出ているんで、元気そうではあるけど本調子じゃないのは明白。ほかに毛艶が悪かったり、どこか元気が無かったり、テンション低い感じが続いたりと、そういうものを飼い主としては感じ取るのが大事だとは思ってます。
ただ普段からとにかく丁寧に観察することは習慣化してますが、それでも事前に察知はできませんでした。今の所、重症化するようには思えないし、もう少し薬を飲み続けて経過観察すれば完治も実感できるでしょうが、何ともこんな経験をしたことがない小町だけに、やけに心配になってしまいます。困ったものです。
気付けば今年も1ヶ月を切りました。何かあっという間に終わっちゃう感じです。
犬真としてはいろいろイベントを企画したりして、なかなか充実度は上がってきたようにも思いますけど、具体的な成果とまでいえるような手応えを感じないまま、終わっちゃいそう。
それじゃダメなんですが、まるで進んでいないわけじゃないし、手応えよりも実績を積んで行くことが大事だと信じて突き進んでおります(笑)
犬を取り巻く環境はかなり変化して来ているし、飼い主さんのレベルや知識も高まりつつあります。良い方向に向かっているとは思いますが、問題が減少しているかといえば、残念ながらそうでもありません。
犬真としては「意識改革」とでも言うのか、しつけや介護に関しての飼い主さんの自覚を向上できるよう、提案しています。ただ情報が氾濫しているこの時代、何か勘違いというか正しく伝わらないことが多く、間違った知識が常識のように取り扱われたり。
ま、そのあたりは愚痴でしかありません。愛犬とのより良い暮らしを提案できるよう、来年以降も頑張ろうと考えています。
私事で恐縮ですが、昨日は誕生日でした。相変わらずアニバーサリーに疎い犬真一家では、これといたイベントも無く終了(笑)
でもFBの方ではこれまでにない大量のお祝いメッセージやお祝いコメントが届き、びっくりするほど。歳を取るのは年々悲しい現実を感じることが多くなって来ましたが、このように祝福されて嬉しくないわけはなく、どこかほんわかと心から暖かくなる実感がありました。人とのつながりが、いかに重要かを再認識しました。お祝いの言葉をいただいた皆様、この場を借りて御礼申し上げます。
特に犬関連で知り合った人との交流が、こんなにも広がったかと思うととても嬉しく思います。まだ犬真ではこれといったムーブメントを具現化できていませんが、初心に戻って追求し続けないとならないと強く思った次第です。
イベント企画、マスコミ関連へのアピール、そして何より直接多くの悩みをもった飼い主さんと、ダイレクトな交流を図って少しでもより良いドッグライフのお手伝いができたら、と思います。
少し前に話題となった、盲導犬の刺傷事件。なかなか犯人が見つからないと思ってましたが、何と事件そのものが無かったという話題が...。
真偽のほどは正直分かりません。もし、そういう事件そのものが存在しなかったのなら、それはそれで良かったと思うべきなのかも。少なくとも、盲導犬に対する認識、知識が世間に広まったことは間違いないし、それだけでもプラスなのではと考えればいいでしょう。
悲しいのは、事件のねつ造や売名行為じゃないかと騒ぎ立てる輩です。SNSの普及が、こういった輩の心ない言葉の暴力を助長しているのも、また事実。お涙頂戴の話題に飛びつくTVをはじめとしたマスコミも、反省して欲しいですよね。無用なあおりの原因ですからね。
できれば蒸し返すことなく、この騒動そのものが人々の関心から薄れてしまうことがいいのかもしれません。
栃木や群馬で大量の犬が遺棄、死亡しているのが見つかった事件に続き、今度は佐賀で生きた小型犬が衰弱した状態で保護されたとか。嫌な話だと思いながらそのニュースをTVで見たら、驚くことにマルチーズばっかり。年の頃もウチの小町に近い仔が多かったようです。
最終的に18匹が保護され、そのうち16匹は里親さんが決まったらしいのですが、そもそもこんな大量に一犬種が捨てられたというのは、もう繁殖業者が犯人である可能性大。
ブリーダーを生業とすることには、個人的に反対はしません。ただ、とにかく売る事だけを考えた子犬製造工場のような繁殖業者は、ぜひ淘汰されて欲しいと思います。
さらに保護されたマルチーズ達は、体重が通常の半分程度だったとか。持て余したのか、何なのか分かりませんが、犬好きにとって、しかもマルチーズを飼い続けて来た私たちとしては、かなりショッキングな話です。どうせ儲からないからという理由で、最低限の世話もしなかったんでしょう。
保護された仔が多いことに、少しホッとしてます。引き取られたマル達には、これから幸せに暮らしてもらいたいですね。
ここ最近、栃木県方面で多数のワンコの死体が遺棄されていたというニュースが流れましたね。
悪質ブリーダーの遺棄説などがクローズアップされてますが、今の所真相はまったく不明です。状況からしてペット関連業者の可能性は高いですけども、いずれにせよ悲惨な話だし、こんなことは続かないで欲しいと心から思います。
正直ペット産業、とりわけ生体販売にはグレーな、というかブラックな背景があるのも否定できない事実です。個人的にはブリーダーを否定する気はありませんが、否定したくなる業者が居るのも残念ながら事実です。こういう業者が淘汰されることを、切に願いますね。
攻撃的じゃないワンコが多数集まるという機会を、最大限に利用して欲しいと思うおさんぽの会。
行き慣れていない場所、初めてのワンコが多いということもあって、大抵のワンコにとって良くも悪くも緊張する場になると思います。いつになく緊張しているからこそ、無駄吠え等々の問題行動が出にくいということは考えられます。
もちろん非日常の環境ですから、ここで問題行動が出なかったとしても、それで問題がクリアになったわけじゃありません。そこは勘違いしないように。
ともあれそういう場なので、ゆっくり他のワンコと触れあったり、他の飼い主さんに可愛がってもらったりして、違う刺激を受けることによって、さらにそれが楽しいものと学習してもらえれば、それだけでも社会化は前進するはず。
別に社会化を望んでいなかったとしても、飼い主さんと楽しい経験ができるというのはメリットだと思います。お出かけ嫌いが解消されたり、散歩そのものが楽しみになったり。あまり外へ行きたがらないワンコには、こういった刺激がプラスに作用する可能性はありますので。
ただ、そう単純にいけばラッキーなケースでしょうね。おそらくトレーナーのレッスンを受けたりしながらじゃないと、劇的な変化にはならない可能性が高いです。