いぬまさ裏日誌 - 自分たちにできること

自分たちにできること

カテゴリ : 
コラム
執筆 : 
inumasa 2013-10-27 9:30

フェイスブックなんかで、迷子や里親募集の情報がよく目に付きます。無理からぬ事情があるとはいえ、いまだ飼い主が飼育放棄をするケースは無くならないんですね。

 

ボランティアで保護犬の面倒を見て、新しい飼い主を探すのに懸命な活動をされている方々には、本当に頭が下がる思いで一杯です。ウチのトレーナーが友達の所属する保護団体のヘルプをしたり、譲渡会などの現場を何度も見て来たので、心底そう思います。

でも、個人では限界があります。いかに愛犬家であろうと、経済的な余裕、住環境の余裕、そういった現実的な面から考えて、保護犬をすべて救出することは出来ません。

 

じゃ、どうすべきなのか。ここからが、重要となります。

犬真としては、飼い主のモラルや意識を向上させることで、こういった不幸なケースを未然に防ぎたいと考えています。しつけもその一環、そしてケアに関しても同様です。飼い主がしっかり愛情と責任を持って終生飼育をする、そしてそれを徹底することが肝心だと思いますので。

 

そして前提として犬真ではしつけやケアを、決してボランティアでは引き受けません。あくまで仕事として、対価をいただいて、その代わり責任を持って引き受けます。それは、理想論ではペットを取り巻く環境そのものを変えて行くことは出来ないからですし、仕事として成立しないと継続も出来ないと思うからです。

少しずつでしかないでしょうが、意識の高い飼い主さんが増えれば、こういう問題も徐々に減少すると、信じています。

 

「そんなノンビリやってちゃ、多くの保護犬は助からない」と、思われるでしょう。それは否定できません。でも、この地道なやり方から先々で保護犬そのものが減少したとすれば、方法論として確立します。そう信じて、これからも活動していくつもりです。

 

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