いぬまさ裏日誌 - 久しぶりの相談事

久しぶりの相談事

カテゴリ : 
コラム
執筆 : 
inumasa 2024-5-15 20:30

 そんな仰々しいものじゃありませんが、知り合いが新しく家族にワンコを迎えたいとのことで、犬種相談がありました。どこから迎えるかは、基本的に保護犬の中から決めたいとのこと。

もちろんそういった相談には応じますよ♪ ただアドバイスはできますけども、それがすべてじゃないことを必ず念押ししますが。その理由は以下のようになります。

 

まず犬真としては、犬種の特徴などは一般的なお話として伝えますけども、基本的に個体差があることを大前提に説明をします。どちらかといえば活発な犬種なのか、比較的おっとりした性格なのか、これまでの犬真としての現場経験も踏まえて紹介しまので。特に運動量がしっかり必要な犬種の場合は、その理由も含めて重点的にお話します。

過去に家族全員もしくはどなたかにワンコの飼育経験があるかどうか、さらには踏み込んで経済状況も確認させてもらいます。ここはどの犬種ということじゃなく、犬を飼うということの資質にも関係しますんで。

 

まして保護犬だと、これまでの経緯次第である意味飼育が思ったほど簡単じゃない事もお話しします。こうなると、犬種の特徴はもはや関係ないかもしれません。未経験の場合は、ハードルが高くなることは否めません。

もちろんその個体によってはすんなりと家族となれる場合もありますが、保護犬の場合はおそらくそういうケースは少ないかも。保護団体の保護期間や状況にもよるでしょうが、心に傷を負っている(そのため殻に閉じこもっている)ワンコの心を開くには、時間と忍耐が必要になります。

 

そういったことを、しっかり説明します。そのため、結果として飼育を諦めるケースも少なくはありません。でも、それで良い、と犬真は考えていますよ。だって、そこで諦めるようなら飼い主としての資質は残念ながらあまり高くないわけで、そういう人には犬との暮らしを薦めません、ということなんですね。

最近はテレビ番組の影響からか、保護犬猫を家族に迎えようと考えることが増えているようですが、テレビで見るような良い面だけじゃなく、大変なことが多いことも知って欲しいです。

 

昨今、保護団体の各審査はかなりハードルが上がって来ています。断られるケースも少なくありません。もちろん譲渡するワンコの幸せのためなんですけども、それくらい犬を飼うということはそんな簡単なことじゃない、ということはご理解ください。

お金も、時間も、かなり必要になります。それが難しいなら、ワンコとの暮らしは望まないことが現実的だと言えるでしょう。

ちなみに相談があった知人は、ただいまじっくりと家族会議中です♪

 

 

 

 

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