いぬまさ裏日誌 - 習慣
こんにちは、犬真店長のmasamiです。
今日のテーマは、「習慣にすること」と「しない」ことです。
簡単にいうと、
→ して欲しい行動は「習慣にする」
→ して欲しくない行動は「習慣にしない」
ということです。
一般的にして欲しい行動は、「オスワリ」「アイコンタクト」「フセ」「呼び戻し」などで、して欲しくない行動は、「吠え」「噛み」「飛びつき」などがあげられますかね。(もちろん、飼い主さまによっては他にもいろいろあると思いますが・・・)
して欲しい行動については、毎日の繰り返しの中で行動を「強化」していくことになりますが、して欲しくない行動に関しては、「して欲しくない行動がでないような環境を作ること」が重要なんです。
問題行動がおきた場合、行動を修正するために「消去」の手続きを踏むわけですが、消去以外にも前述した「環境を変えること」で行動がおさまることも多々あります。
例えば、電話が鳴ると吠えるワンちゃんが「電話の音を変えた」だけで吠えなくなった、出かけるときに吠えていたワンちゃんが「出かけるときに鍵を持たない」と吠えなかったなどです。
これは、ワンちゃんが一連の行動を「音」を踏まえて学習した結果です。
このように問題行動が起こるタイミングと理由がわかると、問題行動の対処の方法もおのずと見えてきますよね。
そうです! ルーティン作業(決まった行動)をやめることです。
鍵を持ってでかける → 事前に鍵をかばん等にいれておく、家の中でも鍵をもって歩くなどです。もちろん、「吠えるきっかけ」となる事象は様々ですので、それにあった対応をしていかないと問題行動の改善にはつながりません。
専門家に意見を求めるときは、「どんなときに」「どんな状況で」「どうなるのか」「その後の飼い主さまの対応はどうしているか」などを聞かれると思うので、問題行動が起こる「前」「最中」「その後」の状況をよく観察しておくといいですよ。
ただ、どんな行動もすぐに効果がでるとは限りませんし、問題行動のきっかけとなることも一つだけとは限りません。
すぐに行動が直らないからといって、あきらめることはありませんよ。