いぬまさ裏日誌 - 伸縮リード
ちょっとした問い合わせの中で、ちょこちょこと議題に上がるのが伸縮リードの使用に関して。使い方によってはノーリードと同じ状態になるものですから、使用に関して十分な注意が必要なのは説明不要でしょう。
ウチでは小町の散歩時、基本は伸縮リードを使いますよ。公園などでできるだけ自由に走り回らせたりするには、とても便利ですから。あと気まぐれにフラフラする小町を、急に引っ張る形にするのが嫌なので。
ただ人通りのある場所などではロック状態で使うか、任意でロックボタンを押したままが原則です。じゃないと、危ないのは明白。
ところが質問してくる人の多くは、それを考えていません。ロックできることを知らないで、危ない危ないと言うのは間違いでしょうね。便利な道具というのは、正しく使わないと危険なものがほとんど。そこをまず、理解して欲しいですね。
クルマ同様で、ハンドラーがしっかりコントロールすることによって、伸縮リードが初めて活用できるわけです。クルマ同様と説明したのは、周囲(前後左右)を常に確認して、愛犬の位置を把握した上で、適正に伸縮状態を制御することができないからで、運転免許こそ不要ですけど、それくらい難しいんですよ。それができないなら使用しない、と自分を律せる飼い主さんじゃないと資格がないということなんです。
街中で見ていて、また公園なででも、伸縮リードの使い方をマスターしている人は少ないです。なので、他人がすれ違うような場所、まして自転車やクルマが並走するような公道では、ロック状態にしておくのが鉄則でしょう。
クルマやバイクを安全に走らせられるように、常に歩いていても周囲の交通状況を把握し、危険を察知して回避できるところまでいけば、少しずつ伸縮させて利用していいかと。もちろんスマホをしながらとかは厳禁。そういう意識を持ってほしいな、と思ってます。
ですからワンコ初心者の方には、伸縮リードは公園内だけで使用することをおススメします。公道上ではロックして短くキープ、1メートルちょっと程度で固定しましょう。ドッグランのような場所で、伸縮リードの使い方を練習するのもおススメですね。
楽しく愛犬ライフを送るには、そういった学習やレッスンが欠かせません!