いぬまさ裏日誌 - また嫌なニュースが....
テレビのニュースを見ていて、また不快な事件を知りました。長野県にあるブリーダーの多頭飼育崩壊というやつです。1000頭もの繁殖犬が狭く不衛生なケージに閉じ込められ、パピーミル(子犬製造工場)をまさに地で行くような劣悪環境のブリーダー業です。
よくもまあ、こんな数の飼育をしていたもんだと呆れちゃいます。仕事のためにとはいえ、ニュース記事や映像を見るとここまで出来るのが信じられません。動物愛護法違反で逮捕されたのはごく当たり前でしょう。
私は生体販売を全面禁止などとは考えていません。心あるブリーダーさんも現に居ますからね。それをこういった悪徳業者と一緒にするのは失礼でしょうし。ペット先進国のドイツでも、ブリーダーは生業として成立しています。その背景や規律の厳しさを含めた大変さはここで触れませんが、やはり保護犬以外の選択肢として、責任ある飼育と販売を行っているブリーダーさんを排除したいとは一切思わないので。
ですが、こんな悪徳ブリーダー、というかブリーダーと呼びたくない業者は撲滅して欲しいと思ってます。安易に犬を飼うことを助長するような行為、流れ、傾向は認めたくありません!
ただペット業界の闇は深いです。ブリーダーだけじゃありませんし、生体販売店やペット関連の様々な業種にそれは存在します。犬を使って儲けようとする輩はまだまだ多いんですよ。
そこへメスを入れるのは一筋縄ではいかぬでしょう。でも、犬好きの皆さんの考え方、モラルの向上によって、少しずつでも変えていけるはず。
そんなことを、考えてしまうニュースでした。ただ少しでも前に進むには、どんどん摘発されてくれたほうがいいんでしょうね。