いぬまさ裏日誌 - 例のCM&ポスター
最近、TVCMで良く見かけるこのフレーズ、「その一目惚れ 迷惑です」が、犬飼いさんの間で評判になってますね。地域によっては電車内の中吊り広告も登場しているようで、かなりインパクトを与えているようです。
おそらくインパクトを感じる人はすでにワンコと暮らしている人で、それほど響いていない人は犬嫌いか少なくとも犬を飼っていない人、という感じで反応が割れているように思いますね。
このCMの出来がどうこうというのは別に問題じゃありません。それより、安易な生体販売に警鐘を鳴らすことが目的なのはお分かりでしょう。それは本当に大事なことですし、こんな警鐘が必要な我が国のペット飼育に対するモラルやマナーの低さは、恥ずべきモノだと思います。
個人的には生体販売を全面禁止という考え方は持っていません。優良なブリーダーから愛犬を迎えること自体を、否定しませんので。何が何でも保護犬を迎えないと、愛犬家を名乗れないという偏見もありませんし。
要するにどのような経緯(購入であれ、保護犬受け入れであれ)であっても、家族として迎え入れたからには終生飼育の大きな義務があり、飼育放棄などもってのほかである、ということが一番大事だと考えてます。
この概念が国民へ完全に浸透すれば、少なくとも飼育放棄による保護犬増加は食い止められます。あとは悪徳業者の問題だけ。理想論的な話でしかないでしょうが、私はそう考えてますよ。
そのために飼育放棄した元飼い主には厳罰を与え、悪徳業者は資格を剥奪して高額な罰金や懲罰を課さないと、ダメでしょうね。ま、ペット業界の闇は深いですし、そんな簡単なことじゃないのも分かりますが、だからといって放置してちゃ先に進めません。
ともあれ、こういう警鐘CMが必要になる現状を、少しでも変えて行きたいですね。ペットは生き物、それを忘れないようにしないと、です。