いぬまさ裏日誌 - ペットロスに関して
昨日のブログで先代さくらが亡くなって、かなりのペットロスを経験したと書きましたが、生きとし生けるものすべていずれは死がやってくるものですから、これはワンコを飼っている以上は避けられないでしょう。だって長生きしても20年くらいがせいぜいなワンコと、何事もなく天寿をまっとうしたら80歳以上が平均値という人間を比べれば、これはやむを得ない事実なんですしね。
経験者としてアドバイスを、なんて軽々しくは申し上げられないと思ってます。だって、その愛犬と飼い主さんの関係性をすべて把握できるわけじゃないし、仮にそれができたとしても適切な対処方法がこれだって決められるものでもないと思うので。
どれほど愛していたか、自分にとってどんな存在だったのか、その程度は一緒に暮らした年月に比例するものじゃありません。
よくネット記事などで、ペットロスの対処方法なんてのを見かけますが、あまりどれも真に受けるような内容じゃなく、受け売り的なものばかり。そんな簡単なもんじゃないよ、というのが本音です。いや、参考にするのは全然かまいません。どれか一つでも役に立つことがあれば、幸いでしょうから。
でも虹の橋の物語や雨降り地区の物語などを、そのタイミングに読んでもらうと、あれだけ泣いたのにまたしても号泣だったりするはず。そう、大切な愛犬を失った悲しみは、そう簡単に癒すことはできないのが本当のところ。
新しい家族を迎え入れることで、我が家はかなり気持ちが楽になりました。でもそれが特効薬ではないと思うんです。
とにかく悲しい気持ちは、誤魔化しようがないですし、そうやって落ち込むことは悪いこととは言い切れません。時間がおそらく気持ちを和らげてくれると思いますが、どれくらいというのはまさに個人差。
うまく表現はできないけど、気持ちが落ち着くまではそのままでもいいんじゃないかな〜。生活に支障を来たさないなら、という前提ですけど。写真や動画を何度も見返すのも悪くないし、よく出かけた場所へ気晴らしに行くのもアリ。無理はしなくていいから、少しずつ心に空いた穴を埋めていくしかないでしょうね。
ただ良くないのは、ペットロスで落ち込むことが悪いことで、罪悪感を感じながらというのは避けたいです。それじゃ、先に虹の橋へ旅立った愛犬が悲しみますよ。いずれ、そこで再会できると思えば、それまでしばしのお別れだと考えられようになれれば、気持ちも少し楽になるかもしれません。