いぬまさ裏日誌 - 融雪剤と凍結防止剤
寒い時期、まして雪が降ったり路面凍結するエリアに住んでいるワンコの飼い主さんにはぜひ知っておいてほしいのが、融雪剤と凍結防止剤のことです。このブログでも説明していますが、寒さ激しい今の時期、いつもは撒いていないこれらがワンコに与える影響がどんなものか、知ってもらえればと思います。
まずそもそも、融雪剤とは一般的に塩化カルシウムというものが使われていて、これは溶ける際に熱を持つことで雪を溶かす効果があります。
一方の凍結防止剤は、塩化ナトリウムです。つまりこれは塩。凍る温度が水より低いので、凍結防止効果が得られるわけですね。
で、心配になるのが触れただけでも良くない塩化カルシウムです。猛毒とはいいませんが、肉球にダメージを与えたり、誤飲してもよろしくない物質ですね。
塩化ナトリウムの方は、ひとまずちょっとやそっと触れても大丈夫ですし、飲み込んでもまずは大丈夫。もちろんワンコには塩分が人ほど必要ありませんから、あまり多量だと体にはよろしくありませんが。
ざっくり言えば、融雪剤も凍結防止剤もあまりワンコには歓迎できるものじゃありません。特に塩化カルシウムは避けたいですね。
なので雪が降ってのお散歩時、道路に事前に撒かれていないかできるだけ確認を。雪や氷に白い粒粒が見えたら、それはいずれかでしょうから、ワンコを近づけさせない、路面地面に積もった雪を食べさせないように注意してください。
塩化ナトリウムで急激に体調を崩すことはないと思いますが、塩化カルシウムは舐めても触れても良くないので、もしそうなったらすぐに獣医師の所へ行って、診察してもらいましょう。