いぬまさ裏日誌 - 青い空にポッカリ
今日も犬真一家は平穏な時間を過ごしています。父ちゃんも母ちゃんも仕事で、小町は午後からお留守番。いつも通りの生活パターンです。一応、午後には自宅に電話して、小町にもメッセージは送りました。そう、アム君とのお別れの。
ま、小町が黙祷したとは思えませんが、何か気付いたことでしょう。普段、そんな連絡をしたことはありませんし。
午後、仕事でバタバタしていたんですが、ふと見上げるとビルの谷間から綺麗な青空が見えてました。あまり雲がなくて、秋らしいブルー一色。そして夕方になった頃、ふと白い雲がポッカリとやって来ました。
ちょっと犬のシルエットに見えたんですよね、それが。きっとアム君が虹の橋へ駆け上った時だったのかもしれません。思わず、そこで黙祷しました。眼を開けると、その雲は消えてまた青空になっていたんです。きっと飼い主さんの愛情に包まれ、迷わずに辿り着いたんじゃないかと。
きっと今頃は元気に虹の橋のたもとで走り回っているはず。先代さくらや、タクなんかと楽しくやっていることでしょう。いずれ自分もそちらへ行ったときには、再会できると信じてます。
湿っぽい話で恐縮ですが、人より寿命が短いワンコと暮らす以上、悲しいお別れは避けられません。それは頭では分かっていても、実際に納得するというか現実を見つめられるようになるには、個人差はあるでしょうがいずれにせよ時間が掛かります。
だからこそ、いずれ会えると信じる気持ちが大切なんじゃないかな、というのが自分の考えの中にあります。どこか宗教的かもしれませんが、実際そう思うと気持ちが楽になりますよ。生きとし生けるものすべて、いずれはこの世から去って行きますので。
そしてその悲しいお別れを迎える日まで、精一杯愛犬と一緒に楽しく暮らしたいです。たくさんの想い出を残しておきたい、それが自分にもワンコにも最高の幸せなんだと思います。