いぬまさ裏日誌 - 早まらないこと
台湾で犬から新型コロナウイルスの陽性反応が出たというニュースが入って来たのは数日前。確かに心配な話なんですが、どうやらこれは犬の鼻や口から微量のウイルス反応が確認されたということで、犬そのものに感染は見られていないとのこと。
となると、感染者から飛沫感染のような形でその犬に付着したものを検知したということで、つまりクシャミや咳などしぶきがかかったりした状態をたまたま検疫途中に発見した形なのでは、と推察されています。
肝心なのはその犬は隔離状態から観察を続けられているのですけども、感染そのものは見受けられない現状なのだということです。世界保健機関(WHO)でも、犬や猫などのペットが新型コロナウイルスに感染し得ることを裏付ける証拠はないとの見解を示していますし。
基本として犬猫にもコロナウイルスは存在しますが、それは種を越えて感染しません。新型コロナウイルスも現状では、犬猫自体に感染はしないと専門家に言われていますので、変な先入観でパニックにならないよう注意しましょう。
ただしこのウイルスは、そうやって飛沫した先ですぐに死滅しないことも分かって来たそうです。ドアノブなど不特定の人が触れる状況での感染と、原理的には同じような感じですね。とにかく感染力は強いようなので、そこは十分注意しましょう。なので犬を介して感染するという可能性は、残念ながら拭えません。
でも現状でそういう事例が報告されたことは他になく、あくまで可能性だけは否定できないのだと覚えておきたいですね。SNSとかで不安を煽るような同ネタがあっても、まずは冷静に対処するよう心がけるべきです!!