いぬまさ裏日誌 - オオカミ論ではなくて
海外の大学による研究結果として、犬の祖先とされるオオカミと犬とでは、顔の表情のバリエーションに差があるとわかったそうです。これはどういう事かというと、オオカミには表情パターンが少なく、犬には豊富でありそれは飼い主に対するアピールとして、例えば自分を意識してもらう、意思疎通を図る→端的に甘えたり、おねだりだったりするわけで、それを読んだときには納得しました。
オオカミ論には真っ向否定派ですけど、この違いというのは分かりますね。自分の愛するワンコは、実に様々な表情をします。時に鳴き声も色々使い分け、アピールしますし。多くの飼い主さんがうなづく話だと思いますよ。
人間とは3万年以上も暮らして来た犬ですから、アイコンタクトだけじゃなく、実際に様々な表情で訴えかけたりするのも理解できます。研究では、そういう表情を人間が可愛い、愛しいと思うことを犬が理解しているとも説明してましたが、もしそうならかなりの確信犯ですね(笑)
死亡したオオカミや犬を解剖して調べた結果、繭の辺りの筋肉に大きな違いがあって、犬はこれが発達した事で豊かな表情を可能にしているのだとか。面白いのはハスキーはオオカミに近くて、あまり表情を作るのが得意じゃない=表情を作れないので比較的険しい印象になる、とも説明されていました。
ともあれ、人間と暮らして行く中で、愛する飼い主さんへのアピールを意識するため、愛くるしい表情を身につけたのであれば、まさしく犬は人間の友達なんでしょう♬