いぬまさ裏日誌 - お友だちがヘルニアに...
小町の古くからのお友だちであるミニダの女の子が、最近ヘルニアを発症したそうです。程度は軽いので、まだ飲み薬で対応するだけというレベル。薬が効いているのか、お散歩で出会うと嬉しそうに飛びついて来ます。
もちろんそれを抑えるように遊んでいましたが、病院ではあまり散歩など運動を控えるように言われたとか。それは現状、間違ってはいないと思います。腰に爆弾を抱えているので、安静にするよう指示するのが普通ですから。
ただ飼い主さんは、そもそもあまり散歩は必要ないと言われたらしいですが、それはちょっと疑問ですね。運動不足、そしてそこから影響する筋力ダウンは、マイナスに作用しちゃいます。もちろん状態が悪いのに無理をしては意味がありませんけど、回復傾向が見られるなら少しずつでも運動量は増やすべきではないかと。
さらに、運動不足から肥満気味にもなっていました。これまた、マイナスに作用しちゃいますね。贅肉の負荷はプラスには作用しませんので。身体が軽い程、負荷が少なくなるのは明確です!
なので、運動量を少しずつ増やすこと、そして少しずつでいいからダイエットをすること、これが悪い影響は与えないから様子を見ながら対応してくださいとお話しました。
あと自宅にはソファやベッドなどは置かずに、つまり飛び降り飛び乗りの要素はないとのことでしたが、フローリングはそのままらしいので、滑り止めのクッションフロアやカバー、そして滑り止め効果のあるワックス施行なども提案しておきました。
体型的に負担の掛かりやすいダックス系では、ヘルニアの発症事例はとても多いです。加齢による影響もありますが、それはつまり筋力ダウンが最たる要因ともいわれてます。シニアになるほど、筋力は落ちる一方だし負荷も高まる一方という悪循環に陥りやすいですので、そこは飼い主さんが意識して対応してあげないといけません。