いぬまさ裏日誌 - 犬に噛まれるということ
トレーナーは仕事柄、もう何度もワンコに噛まれて流血したことがありますけど、私自身はそういう経験がありません。
歴代我が家のワンコは大人しく、さくらに至っては一度も怒った事がないと記憶してます。嫌がる事はありましたけど、食べ物を含めモノへの執着がなくて何かを取り上げてもポヤ〜ンと見ているだけでした。
小町は食べ物に大しての執着が強いんで、取り上げようとするとウ〜ウ〜唸ったりはしますけど、それでも噛み付いて抵抗なんて事は一度もありません。ちょっと歯を剥き出して口を開けて、たまたまその状態で手や足に触れたりはしましたが、そこから口を閉じて噛み付いた事は皆無です。あ、パピーの頃の甘噛みは除きます♬
別に自慢をしているわけじゃありません。これまでもオフ会やら、色々なワンコに触れ合って来て、中にはもちろん好戦的というか、威嚇行動に出るワンコも居ました。それでも歯が当たる程度止まりで、明確に噛み付かれたことはないんです。
それはどうしてかと振り返ると、嫌がることはそれ以上しないようにしているだけ、ですね。仕事でワンコにとっては嫌な行動をするしかない場合、獣医さんだったりトリマーさんだったり、トレーナーさんだったりがそれに該当しますけど、これはもう致し方ないかもしれません。
そうじゃない素人、もしくは素人にしては多くのワンコと触れ合う機会のある人で、噛み付かれたという場合。それはワンコ側に問題があるだけじゃなく、その人にも問題があるケースがあります。しつこくかまう、嫌がることを続ける、それが大半かな。
目を見ながら覆い被さるように近付くのは、ワンコにいらぬ恐怖心を与えます。また抱かれるのが好きじゃないワンコや、あまり触られるのを好まないワンコに、無理なスキンシップを求めるのも同様でしょう。人間だってそうでしょ!
なので、無理強いしないのが一番。低姿勢で近付く、目を凝視しない、手は下から出す、これらを守って、かつそれでも警戒モードならそれ以上近付かない。それが大事だと思います。
仕事柄無理もないケースを除いて、普通の生活でワンコに噛まれるのは愛犬家としては悲しいですもんね。人間も同じですが、相手の気持ちを考えて行動するのが大事かと。