いぬまさ裏日誌 - 感染症について
先日、ニュースでやけに集中的な報道がされていた、飼い猫からのコリネバクテリウム・ウルセランス感染症による死亡例ですが、どこか猫ブームに冷や水を掛けるような意図すら感じさせる取り上げ方が気になってました。この感染症自体は、それほど新しく見つかったものじゃなく、犬猫を触った後に手洗いをしっかりすることで、ほぼ防ぐ事はできるものでもあります。
ま、愛犬愛猫とキスしたり、過剰なスキンシップには、こういった感染症のリスクがある事はまちがいありません。唾液はもちろん、クシャミや鼻水などの飛沫もしっかり処理して、飼い主さんがちゃんと感染を防ぐ努力は怠らないのが大事ですね。
それにしても、2年前の話を蒸し返すように報道し、しかも過去こういった感染症での死亡例などは2001年から昨年にかけて発症確認されたケースが25例程度とのこと。死亡例は2例。ま、それだけあるのもまた事実ですが、もっと危険を訴えるべき病気はほかにもたくさんあるのに、なぜこんな報道の仕方なのかな、と思っちゃいました。
繰り返しますが、過剰なスキンシップにはリスクがあります。そういう事実を知った上で、飼い主さんが愛犬の健康管理をしっかりして、手洗いうがい等の防御策をちゃんとしていれば、そうそう起きる事例じゃないことを、ちゃんと伝えて欲しいと思います。