いぬまさ裏日誌 - そこまでする必要あるのかな?
最近は愛犬家なら保護犬を引き受けるべき、そして毛皮やダウンなどの衣類は身に付けない、さらには肉食までもNGなんてことを声高に主張する輩が多くなりました。愛犬家たるもの、そうであるべし、みたいな風潮には正直辟易します。
犬を飼っている時点で人間のエゴそのものなのに、そこからあまりに話が飛躍し過ぎでしょ。保護犬が生まれる背景は、心ないペット販売業者とそこから購入した上で飼育放棄する無責任な飼い主がいるためで、これを排除する事を優先すべきだと思います。
動物愛護の精神は理解できますし、無用に着飾るための毛皮や皮革製品も必要は無いと思います。ただそんな事を主張する人がこれまで肉食を一切受け付けず、レザー製品やダウン製品を使ってこなかったとは思えません。
個人的には毛皮は不要だと思わなくもありませんが、レザー製品やダウン製品は許容かなと思います。そもそも食用から派生したモノという前提ですね。肉食に至っては否定する意味すら分かりません。畜産物から採取できる皮革やダウンならありがたく使えば良いし、食のスタンダードになっている牛豚鶏を無くしたら、果たして人間は生きて行けるんでしょうかね?
何か坊主憎けりゃ袈裟まで、というような安易な発想でしかないように思います。犬を飼っているなら動物愛護意識が高い、という単純な発想もどうなんでしょうね? 先述のように、犬を飼うという時点でエゴ丸出し、愛護精神ならむしろ生き物をわざわざ飼育するのも変な話でしょ。
それなのに、善人面したいんでしょうか。私はエゴで犬を飼っている自覚があります。実際これまでペットショップやブリーダーから愛犬を購入してい今に至ってます。その代わり、最低限の責任だけは果たさないといけないと、強く思っています。
それで許されるかどうかは神様にでも判断してもらうしかありません。エセ動物愛護者にとやかくいわれる筋合いもないと思ってます。
犬友さんの中でも、これまでこんな論争は少なからずありました。中には犬関連で飯食うヤツは、繁殖業者と同じくらいに言う輩もいました。犬真では犬にまつわることで仕事をしています。だから同類くらいに言われたりもしました。
そんな事を言っている奴らに限って、ペット業界で仕事したりもしているのに、何だか変な話だと呆れるばかり。保護犬関連にしても団体から強引に犬を引き取ってルール無視したりするヤツもいますが、そんなヤツに限ってこういう風潮を吹聴しますね。人間として約束やルールを守らない輩に、そんなことを言う資格などないと思うんですけど...。
何かとりとめも無くなっちゃいましたけど、エセがまかり通っちゃうこの時代が嫌ですね。