いぬまさ裏日誌 - 一周忌
先代のさくらが亡くなってから、一年が経過しました。
一昨年の夏場に大きな発作を起こしてから、何とか回復したものの、徐々に食事量が減ってきて最後は体力が尽きた感じでした。
元々水頭症と診断されたのが2歳の頃。長くは生きない可能性が高いと言われながらも、気付けば10年があっという間に過ぎてしまいました。その間、一時的に肝臓の数値や胆泥がある等はありましたが、それ以外は大きな病気はありませんでしたし、それらも薬の服用でほぼ治っていました。水頭症のてんかん発作はたまに起きていましたが、5歳から9歳くらいまでは数える程しか起こしていません。
しかし、10歳前後から子宮蓄膿症が進行していて緊急手術になったり、食事量が大きく減って肝臓の数値が悪くて入院になったり、腰を強打してヘルニアになったり、最後は水頭症の発作に始まり、心臓に雑音が確認できて、腎臓も悪化、肝臓も悪化、まさしく多臓器不全でした。
発作を起こした後、すぐに入院させたのですが、翌日安定したので病院へ行くと、意外と元気そうなさくらがそこにいました。ですが、しばらく入院をお願いして帰宅途中、容態急変と連絡を受けてUターン。一時期心肺停止だったのですが何とか蘇生してもらい、私が駆けつけると薄い意識の中でも反応をしてくれました。先生たちにお願いしてトレーナーが仕事場から駆けつけるまで待たせてもらいましたが、もうすでに手の施しようはありません。
数時間後、トレーナーの到着をうっすら感じたようですが、そのまま帰宅するか楽にしてもらうかという選択しかなく・・・。頑張ったさくらを、楽にしてもらい一緒に帰る事に。
その後の3日間はまさしく抜け殻状態。多分相方のトレーナーが私の涙を見たのは初めてでしょう。やっと復活しかけたのがそれからで、それでも1週間はろくに食事もとれません。仕事をしては吹っ切り、趣味を楽しんで吹っ切り、とにかくかなり引きずったといえますね。
13年というさくらと暮らした時間は、私たちには貴重な経験であり歴史になりました。
哀しい想い出ですが、それから5ヶ月後に小町がやってきました。それまでの期間と異なり、あっという間に時間が経過したように思います。小町のお陰で、楽しく過ごしています。
ただ、さくらがいてくれたからこそ、犬真も始めようと思ったし、小町を飼うことにもつながった事は間違いありません。今思い出してもいなくなったことは哀しいですが、それ以上に一緒にいた時間がまさに良い想い出だといえます。
いずれ小町でも、同じような経験をするのは覚悟しています。だからこそ、楽しく暮らしたいですね。