いぬまさ裏日誌 - うわさ話が蔓延している
雑誌やネットでワンコネタを見かける機会は、以前より確実に増えつつあります。TVもしかりで、相変わらず可愛い子犬で視聴率を何とかしようとする作為的な番組構成には辟易しますが、なかにはためになる事がないわけじゃありません。それは雑誌やネットも同様。
ただこういう書き方をしていることから察してもらえるかもしれませんが、その大半がうわさ話に尾ひれをつけた程度のもので、何も参考にならないものが大半です。少なくとも私はそう思っています。
ネットを開いてすぐに集められるような情報や、過去のネタをさも新しく見つけたように紹介する記事の多いこと。取材して記事を書くということは、それなりに調べるものは調べ、そして現場で確認し、関係者の話を十分吟味してまとまて、はじめて記事と呼べる内容になると思いますが、薄っぺらいどこでも拾えるような話だけをまとめて構成しているネット関連のニュースソース(もはやそうも呼べないレベルですが)の貧困さ。マスコミのクリエイティブな仕事に対する、正当な対価を払わない(払えない)体質にも起因するんですけども、少なくとも書き手や作り手が一本筋を通して記事なり番組を作らないとダメです。
どこか寂しくもありますね。ちゃんと取材しようよ、勉強しようよ、と言いたくなります。
さらに悲しいのは、そんな情報ともいえないニュースを鵜呑みにして、さも知識が豊富なように語っちゃう個人も多いことですね。プロのアドバイス、特に医療関連に関してですが、それを無視して素人療法がまかり通ることの怖さを感じます。
経験談は一応参考にはなりますけど、あくまで参考でしかありません。プロのそれと、素人のそれを一緒にしちゃダメですよ。前にも書きましたが、長い年数犬を飼育してきた、多頭飼いで色んな犬種を飼っている、そういうパターンが多いので、注意したいですね。
先輩達のアドバイスとして参考にするのはいいとして、あくまで何かあればプロに相談するのが原則です。もちろんプロの意見も、できればたくさん聞く事で勉強にもなるし、何より一番必要としている意見や所見を選択する事ができますから。