いぬまさ裏日誌 - あえて、今日
昨日は触れないようにしましたが、東日本大震災の発生から6年が経過しました。都度書いているとは思うのですが、我が家では小さい被害すらもありませんでした。被災者の方々には、今でもどこか申し訳ない気持ちが残っています。もちろん、私ごときに何か出来るとは思いませんが、できる限りの復興支援はしてきたつもりです。
6年経過で感じるのは、メディア等で取り扱われる震災ネタそのものが、薄くなって来たということ。SNSでもそれには特に触れない投稿が多く感じられました。流れる年月は記憶を薄らげてしまうものですけど、何か少し寂しくも感じます。そう感じたので、あえて昨日じゃなく今日、それに触れてみました。
過去を振り返ってばかりじゃ前に進まないのは分かりますけど、忘れた方がいい出来事とそうじゃない出来事を一緒には出来ませんよね。
何が言いたいかというと、本来やるべき事をやらないといけない国や行政、東電をはじめとする企業などが、あえて人々の記憶を薄らげようと作為的に動いているように思ってしまう事です。そして、まんまとその風潮に乗ってしまっているような直接被害を被っていない多くの国民の意識が、とても情けなく悲しいことだということです。
我々のような立場の人間も、いつどこでどんな災害に見舞われるか分かりません。それが明日、急にやって来る事も不思議ではない現実を、忘れてはいけないと思います。
小町はその震災から、約1週間後に生まれて来ました。母犬のお腹の中で地震を経験したのかな、などと思います。おそらく何も記憶に刻まれてはいないことでしょう。ウチに来てからそれほど大きな地震や災害に直面した事もありませんし、少しくらい揺れても動じません。雷の激しい時はオドオドしますけどね(笑)
ともあれ、いつ何時にどんな災害があっても、家族全員でしっかり行動できるようにはしておくつもりです。備えがどうこう、避難方法が云々、ではなくて、基本的な心構えが大事だと思います。
そしてデマや流布される作為的な情報に惑わされないよう、家族を守っていきたいと考えています。昨日も仕事場で全員黙祷を捧げました。その気持ちをこれからも大事にしたいと思います。