いぬまさ裏日誌 - 犬の成長過程
こんにちは、犬真店長のmasamiです。
先日ブログに書いた「第二社会化期」のお話。意外? と好評でしたが、生まれてから順を追ってどんな時期があるのか教えて欲しいとのお声をいただいたので、今日は子犬の成長過程のお話をしますね。
新生児期(生後0〜2週程度)
●感覚はほとんど発達していない。
移行期(生後2〜4週程度)
●離乳期
●感覚が芽生え始め疼痛反応が成犬とほぼ同じ
刷り込み期(生後4〜7週程度)
●犬や人との関係を学ぶ
●五感が発達し感情も豊かになる
●運動能力があがる
社会化期(生後7週程度〜)
●唸る、防御する、攻撃するなどの行動が進歩する
●優位性を理解する
○支配を表現する行動が見られる(生後半年程度〜マウンティングなど)
○共同行動が見られるようになる(生後半年程度〜マーキングなど)
第二社会化期(生後42週程度〜)
●思春期
●反抗期
社会化期と第二社会化期の間にも、いくつかの期間があるという説もありますが、ここでは「社会化期」に含めておきます。
上記の成長過程で見ると、感覚のない新生児期に「断尾、断耳」が行われるのも納得ですね。(個人的には、断尾も断耳もしないほうがいいと思っていますが・・・)
また、刷り込み期をむかえると「犬同士の関係を学ぶ」など、今「動物愛護法」で検討されている子犬の販売時期の論争の理由もわかると思います。
簡単に箇条書きで説明しましたが、こういった犬の成長過程を踏まえて、しつけなどに役立てていただけたら嬉しいです。