いぬまさ裏日誌 - どこか他人事のように...
今回の九州熊本の地震について思うこと、それは東日本大震災や阪神大震災の教訓が生きていると思う反面、まったく逆のケースも多いということです。
九州の方々は地震に対しての免疫が無かったとは思いますが、それにしても国の対応は何とも情けないものですし、支援物資の滞りなど問題が起きている事実からは、教訓が生かされていないように思う訳です。支援物資を送る側が配慮していても、結局荷物が届かないのでは、ね。
ワンコに対しても、同行避難など言葉は一人歩きしていても、現実はなかなか思ったような対応とはいかず、苦労されている避難者も多いでしょう。大きな地震があった反省が、うまく生かされていないのが現状です。
関東に居て思うのは、東日本大震災の時のような緊迫感はまるで無いし、どこか他人事という意識がそこかしこから感じられますね。自分たちも大した対応をしていないんで偉そうな事を言えた立場ではないけど、どこか距離感の違いというか対岸の火事のような印象は否めません。
昨日、九州に居る古くからの知人に連絡しました。被災地からはそれほど遠くないけど、大きな被害が出ているとも聞いてなかったので、普通に電話が繋がり元気そうな声を聞いてホッとしましたね。ただまだ当分は、落ち着かないでしょう。
何もイベントを自粛したり、現地でボランティアしろなんていう気持ちはありませんが、もう少し関心を持ってもいいのではないでしょうか。5年前、自分たちがしてもらった事を忘れているなら、それは悲しいことです。