いぬまさ裏日誌 - 5年経ちました...
東日本大震災からもう5年。2011年はある意味で大きな節目でした。
年明けして間もなく、13歳を迎えたさくらが逝ってしまい、大きな悲しみを受けたばかりなのに、あの地震。生まれて初めてとなる大地震の経験でしたが、知っている景色が津波に飲み込まれる映像に息をのむしか出来なかったことを記憶してます。
ウチにはこれといって被害は無く、友人知人で亡くなった方もいなかったのは不幸中の幸いだったのかもしれません。ただ生活に困窮した人も少なくありませんし、そこへ加えて原発事故。何とも例えようのない不安や恐怖を実感したと言えるでしょう。
その数ヶ月後、小町を迎えることになりました。犬真を立ち上げたのもこの年です。
それがあってか、落ち込んだ気持ちは否応なく高まってくることに。何かアクションを起こさずにはいられなかったんだと思います。小町の成長を見届けつつ、犬真としての活動を実行することで、前を向いて進んで行く手応えを感じました。
月日は流れ、5年も経過したけど、あの痛みを忘れたかのような政治や行政、大企業の有り様に驚くと同時に、悲しい気持ちにもなります。日本人って、こんな人種だったのかとがっかりしているのが本音。
でも、犬真ごときに何が出来るかは分かりませんが、やれるべき事をやって少しずつでも前進を続けられるよう、努力して行きたいとより強く思うようになりました。
犠牲になった多くの人々や、ワンコをはじめとする動物達に、今年もまた黙祷を捧げたいと思います。それくらいしか今は出来ないけど、少しでも早く復興が進むことを祈りたいし、少しでも手伝えることがあればやっていきたいですね。