いぬまさ裏日誌 - 漢方薬の落とし穴
温度差が激しい今日この頃、体調を崩す飼い主さんやワンコも多いようです。まだ本格的な寒さまではいかないけど、身体が暑かった頃の感覚のままなので、つい身体を冷やしがち。男女問わず、年齢を問わず、身体を冷やすということは病気の元になります。もちろんワンコにも、注意は必要ですね。
身体を冷やさないようにと、昔の人は知恵を使い生姜湯を飲んだりして対処してきました。そういう民間療法の延長に根付いているのが、漢方薬かもしれません。
身体に穏やかに作用し、副作用も少なく、安全という認識が、漢方にはあると思います。ワンコ用にも結構普及してますよね。先代さくらも、肝機能障害の対処として一時期服用していましたが、その効果は西洋薬よりも明確に出たのを記憶してます。
ところがその漢方薬の一般的な認識は、実は正しくないと最近よく耳にします。どういうことなんでしょう?
実は身体に穏やかに作用、副作用はない、という認識はあらためるべき。種類にも飲み方や量にもよりますが、場合によっては西洋薬よりも効き目が強く、副作用を併発するモノやケースがあるのです。もちろん、複数の薬での飲み合わせ等も、注意が必要となります。もちろん人間でも、ワンコでも同様。
漢方薬も薬であるのは変わりません。それぞれの薬効があるのと同時に、何らかの副作用があってもおかしくありません。なので、過信しないのが一番です。
もし病院で処方された場合は、その薬効を確認すると同時に、注意すべき点が何かをよく調べて処方の仕方を守るのが肝心ですね。