いぬまさ裏日誌 - 遺伝子疾患を持つワンコが多い日本
ネットのニュースで、「売れる人気犬種には、遺伝子疾患も多い」という項目を見かけました。
理由は単純明快、売れる犬種を重点的に交配し、しかもハイベースで量産するブリーダーが居るという背景。そして遺伝子疾患を持った母体を交配犬として使うことを気にもしない、という実情があるからです。
日本は昔からそういう商売を優先したブリーダーが欧米に比べて多く、そのため人気犬種ほど遺伝子疾患を持ったケースが増える、という悪循環なのです。
遺伝子疾患を持った母体を繁殖犬に使わないよう、心あるブリーダーさんは情報交換を積極的に行い、発症した場合はその母体を繁殖犬から外すなどの処置もしているそうです。さらに犬の全遺伝子の配列はすでに解読されていて、保因犬を見つけるための遺伝子検査も約50の病気で可能になっているとか。
そうなるとあとはモラルの問題だけですよね。生体販売のシステムの根本から、変わって行かないとダメなのかもしれません。