いぬまさ裏日誌 - エアコンは万全な熱中症対策にならない!
エアコンが必須の熱中症対策ですが、その頼みの綱であるエアコンが落雷等で停電して止まってしまったら、どうしたらいいのかというお話の続きです。
落雷による停電に関しては予測ができません。なので停電が不安だという人は、愛犬に長時間の留守番をさせないのが一番の対策という事になります。まあ、それが出来ないから困るわけですよね。
そこで昨日紹介した、リモコンで外出先からエアコンスイッチを入れられるシステムを導入するか、ネットワークカメラで監視すること、もしくはこれらの併用を対策として紹介しました。
さらに最近のエアコンには、停電復帰機能付きのモノ、オプション品で対応するモノ、最初から携帯電話でオンオフの操作が遠隔でできるモノ、が販売されているので、留守番部屋用のエアコンをこれらのモノに交換するというのもアリ。
近々買い替え予定のある人は、それを意識して選択することをおすすめします。
でも、どうしても不安が残ると言われれば、次の手段しかありません。
それが保冷剤を入れて冷やすタイプのハウスです。保冷剤を使うことで電気不要、8〜10時間はハウス内を室温より8℃くらい低く保ってくれるというモノ。留守番時間がもっと長いというならともかく、一般的なケースでは十分対応できそうですね。
さらにこれをエアコンと併用してもいいでしょう。多分それで、もう少し長い時間使えると思います。ただ室温がどれくらい上がるのか、どれくらい実際に下げられて熱中症防止ができるのか、なかなか試しようがないのが困りもの...。
またクールマットやボードなどを使うのも考えられますが、どれもそれほど長時間は期待できないし、第一温度を下げることができる性能にも限界がありますね。ただ保冷剤を使うハウスといい、これらのアイテムはエコの観点からもメリットはあります。
リモコン、もしくは停電復帰機能エアコンに、ネットワークカメラを用意し、保冷ハウスを用意すればかなり万全には近いでしょう。でも結論からいえば、完璧はありえません。時間的制約だったり、ライフラインの状況だったり、状況によって完全なバックアップができないことは覚悟するしかないでしょう。それが嫌なら、ペットホテルに預けるか、シッターを頼むか、そもそも留守番させないようにするしかありません。
ハードルを上げるようですが、犬を飼うためには何かと苦労しなければいけないことがあるのは事実です。