いぬまさ裏日誌 - インターペットで感じたこと
インターペットは、個人的に色んな興味のあるブースを見学したり、アイテムチェックができたり、はたまた愛犬家との交流ができたりと、実に有意義なイベントでした。
ペットブームは一段落した(少なくとピークは過ぎたと思う)けど、犬を取り巻く環境の変化や、犬好きな人の意識の高まりなどを実感できる場だったと思います。
TVの取材では老犬介護の観点でのクローズアップがあるなど、業界も熟成期に入りつつあることが理解できますね。
ただ、相変わらずこういうイベントに来ると、愛犬家であろう人の中には、疑問符の付くような飼い主さんが少なからずいることもまた、再認識できました。
通路が狭いのに買い物や見物に気を取られ、通行の邪魔になっていることに気付かないカートを押している人。ぶつかって来て謝りもしない人も、相変わらずいますしね。他人の犬を傷つけたりしないか、ヒヤヒヤしますよ。
さらに混雑しているので、愛犬を歩かせていると踏まれたり蹴られたりしそうなのに、まったく無頓着に歩かせている人。とくに他頭飼いの人に多い傾向でした。ウチはそれが心配で、通路では小町をキャリーバッグから降ろしませんでした。人の動きや流れを注意深く観察し、それを避けて歩かねばならないので結構神経を使ったほど。
さらには焼けたアスファルトの上を歩かせている飼い主も見受けられました。自分も裸足で同じように歩いてみればいいのに、と思ってしまいます。犬は我慢強い生き物だし、飼い主さんとのお出かけが楽しく、辛い事を我慢しがち。そういう事は考えないんでしょうね。
あと極めつけは、小型犬、特にチワワやトイプードルの飼い主さんに複数目撃された事例として、愛犬を抱き上げるために、リードを引っ張って首吊り状態にするケース。目が点になりました。引っ張り上げるためのカラーやリードじゃないのに、使い方の間違いなどという生易しいもんじゃありませんよ。若い女性に多く見受けられましたが、怒りすら覚えました。
意識の高まりとは別に、基本的なモラルやマナー、ルールが徹底していないのは現状ですね。だからこそ、しつけの基本というものを勉強してもらいたいです。そこには犬の基本行動、身体の基本構造、食事の在り方等々、そういったものを理解しないと!
お座りやお手をさせるのだけが、しつけではありません。人間の社会常識や環境に適合させるためのものであって、そのために犬を理解し飼い主の意識から変えるのが、しつけトレーニングなんです。そういう事を理解しなきゃならない人が、まだまだ多いのは悲しい現実です。
愛犬をわざわざ危険にさらすような人は、犬を飼う資格がありませんから。