いぬまさ裏日誌 - 目標が形に
こんにちは、犬真店長のmasamiです。
昨日は、保護活動をされている方のお宅へ伺い、いろいろ話を
聞かせていただいたということを書きました。
考えてみると、トレーナーの勉強を始めるとき、自分のワンコのためと
いう気持ちもありましたが、「困っている犬を助けたい」という
漠然とした目標もありました。
勉強をはじめた当初は、パピーに対する勉強がほとんどで
成犬に対する対応や問題行動の取り組み方など、どうしたら
いいのか悩んでいた時期もありました。
学校を卒業して、しつけ教室で働きながら、行動分析学という
行動のとらえ方を学ぶ機会があり、それぞれの犬の行動を
科学的に考えられるようになりました。
犬の行動をとらえるという点では、パピーのころから
飼われている犬も、保護された犬であっても考え方は一緒です。
犬のとった行動によって、どのような環境の変化があるのか。
行動のあとの出来事は、犬にとって「良いことが起こっているのか」
「悪いことがなくなっているのか」。
行動が増えていく理由は、その2点。
(消去バーストが起きても行動は一時的に増えますが、ここではおいておきます)
昨日は、保護犬との付き合い方を考えているときに、ふと初心を思い出し
犬の行動を説明している自分にちょっと驚きを覚えました。
「困っている犬を助けたい」というあの頃の漠然としていた目標が今、
少しですが形が見えるところにいるのを感じて、
嬉しさとともにまだまだ頑張らねばという思いを新たにしています。